Beautiful Ordinary Days(コラム)

深夜、実家の鍵を開けたその瞬間電話は鳴った。あれから18年|祖母の命日

霊とか霊感って信じます?

ちなみにボクは
霊感は全くない。

ただ、

多分なんかあるんだろうし
見える人には見えるんだろうなぁ

くらいに思っていたし
今もそう思っている

 

ただ、一度だけ

「あるんだなぁ、、、」

と思った経験がある

実家の鍵を開けたその瞬間
電話は鳴った。

26歳の頃

池袋に程近い椎名町駅のマンションに
兄と一緒に住んでいた

正確にいうと、

 

居候していた

 

家賃を1万円しか払っていなかった
(払えなかった)のだから

居候に毛が生えたものでしょう

当時活動していたグループは
華々しくメジャーデビューし
有難いことに人気は結構あったんですが

お金がなかったのだ。

よくある話です。

 

その日は偶然、
久しぶりの後輩から連絡をもらって

地元で飲もうと最寄り駅で待ち合わせた。

ところが、

財布に1,000円くらいしかない

先輩なのに

 

あまりその辺りにプライドはないものの

さすがにこのままだと

奢るどころか、
完全に奢ってもらうことになってしまう

のは、
ちょっとだけためらいがあったので

実家で飲むことにした。

実家で後輩と飲む、、、

同級生はともかく、
後輩と実家で飲むことなどあまり記憶にない。

でも、その日はなぜか
実家で飲もう、

とボクは言い出していた。
(お金がないからか)

帰り道、お酒だけ買って
あとは、うちのありもので作ろう、、

と思いながら実家の鍵を開けた瞬間。

本当に、開けたその瞬間

深夜にも関わらず。電話が鳴った。

親は寝静まっている時間だ

恐る恐る電話に出ると

 

「冨士子さまがご危篤です。
病院までお越しいただけますか?」

 

病院からだった。

 

今度埋め合わせはするから、と
後輩にタクシー代の1,000円札(足りたかな)
を渡して帰ってもらい

両親を起こした。

奇跡的にまだ飲んでいなかったボクが運転して、
病院に父親と向かった

 

あの日地元で飲むことにならなければ

お金があって居酒屋で飲んでいたら

先に一杯飲んでいたら

死に目に会えなかった

偶然が重なったにしては
いささか物語じみている

今思い出しても、
嘘みたいな本当の話。

あるんだなぁ、
なんて当時も思った。

 

きっとばあちゃんが、
心配して
会いたいと思ってくれたのかな。

割といい高校、大学に入学したことを
親戚に自慢してくれていたのに

まさかプロのミュージシャンなる!なんて言うもんだから
そりゃ心配だったよね

でも、
初めてのライブハウスでのライブ。

お客さん5人くらいのうち
一人はうちの母、
もう一人はライブハウスなんて
もちろん行ったことのない祖母でした

テレビに出だしたら、
張り切って親戚に知らせてくれていましたね

 

あれから18年。

紆余曲折ありつつも、
有り難く音楽で生きています

 

ばあちゃんありがとう

 

「今日面白いことがあってぇ」

と、

言いながら、
内容を話す前に自分一人で大爆笑して
なかなか話が進まない、
愛すべき祖母を想い出します

 

祖母の命日に寄せて。

 

*記憶は曖昧な部分があります笑
どんまいおーらい

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