Beautiful Ordinary Days(エッセイ)

なんだかとても悲しくなった

僕が悲しくなっても
何も解決しないなんてことはわかってる

誰かのホントの本当の気持ちなんて
わかりっこないこともわかってる

ましてや、
とてつもない名曲を生み出し続けた人の
苦しみや痛みなんてわかるはずもない

それでもやっぱり
なんだか、とても悲しい

小学生の頃、
兄しか持っていなかったCDラジカセを聴くために
学校から走って帰った
夢しか詰まってなかったラインナップの中に
この曲もあった

あれから随分時間が経った気がするけど
“もうダメかもしれない”を
あれから何度も助けてくれた曲たち

 

当然、薬は絶対に許されることではないし
どんな理由も言い訳にはならない

 

でも、やり直してほしいと切に願います

 

待ってる間も
この先も
この曲たちが助けてくれるんだろうな

そんな人たちが、たくさんいるんだから

 

 

思えば今日までの僕は
自分のことが一番先で
困っている誰かを見つけても
何もしたことがなかった

こんな時こそ悲劇の主人公に
なるなんてばかなことはやめて
今日僕がしてもらいたかったことを
誰かにしてみよう

雨は降り止むことなく
たった今この場所で
懲りもせずまたころんだ僕と
自転車をぬらし続ける
だけど今日は違うのさ
僕の上にできた傘の陰
そして聞こえてくる
「Are you OK?」

Are You OK?/槇原敬之

 

 

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